第8回世田谷フィルムフェスティバル  in世田谷文学館

世田谷文学館(世田谷区南烏山1−10−10)において、2006年7月15日(日)から9月10日(日)まで『第8回フィルムフェスティバル・不滅のヒーローウルトラマン展』が円谷プロ・ウルトラまちづくりの会等の協力により開催されました。

会期中には約16000人の方が世田谷文学館を訪れ、絵本原画展等の企画と比較しても2倍以上の来場者数となり、文学館の担当者からは「改めてウルトラマンの魅力を痛感させられました。」というコメントを貰えるほどの記録的な展覧会は大盛況のうちに終了しました。

そこで、会期中に残念ながら訪れることができなかった方のために、世田谷文学館及び円谷プロのご協力により一部を紹介いたします。

 

このページは、円谷プロ及び世田谷文学館のご好意により作成されています。

特に以下の写真等には「©円谷プロ」が適用されますので、無断転載はご遠慮ください。

 

世田谷文学館

不滅のヒーローウルトラマン展

のポスター

 

世田谷文学館の入口に立つと、そこはもうウルトラの世界です。ウルトラマンのポスターに迎えられて、正面入口に着くと怪獣のシルエットや足跡が目に飛び込んできます。これで、もう気分は40年前にタイムスリップしてしまいます。

 

世田谷文学館へ入るとエレベーターに描かれた「ギャンゴ」が目に付きます。そして、喫茶どんぐりではウルトラマン商店街オリジナル「ウルトラマンまんじゅう」と飲み物のセットが期間限定で販売されていました。グッズ売り場でもウルトラマン商店街限定商品やウルトラグッズが数多く販売されていました。

 

入口のエントランスには、怪獣は怪獣でもひょうきん者の「ブースカ」が何気なくたたずみ、ガラダマで地球に送り込まれた温和でおとなしい「ミーニン」になれるコーナーがありました。

 

日差しの差し込む読書コーナーには、ウルトラヒーロー関係の絵本が並び親子で利用していました。また、プラズマ大型テレビではウルトラヒーローのビデオが流れていたり、2006年9月16日公開の「ウルトラマンメビウス・ウルトラ兄弟」の映画のPR看板や8月12日の来場者がデザインした怪獣が貼りだされていました。

 

世田谷文学館のライブラリーにある「企画展コーナー」にもウルトラヒーロー関係の書物が数多く揃っていました。マニアの方必見の書物もあり、絶対に見逃せないコーナーでした。

 

いよいよ、「不滅のヒーロー・ウルトラマン展」へ、入口ではウルトラマンが勇ましい姿で出迎えてくれます。会場内には、撮影で使用されたアイテム等の貴重品が数多く展示ケースに収められ展示されています。

 

1966年(昭和41年)7月17日、第一回目放送されウルトラマンが初めてテレビに登場しました。この日円谷英二監督は、祖師谷の自宅でスタッフとテレビを観て、日記に感想をしたためました。このコーナーには、ウルトラマンのレコードや撮影で使用された科学特捜隊のヘルメット、スーパーガン(複製)などのアイテム、怪獣ノート、レットキングのミニチュアなどが展示されていました。

 

1963年4月に円谷英二監督が、円谷プロダクションの前身である円谷特技プロダクションを設立した時にはじまり、「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」等のウルトラの世界が年表になって紹介され、2006年の最新作「ウルトラマンメビウス」までを振り返る事ができるコーナーになっていました。

 

SFドラマの金字塔を建てた、「ウルトラQ」はウルトラヒーローをこの世に送り出す下地になった忘れることができない番組です。その初回からの台本や写真が展示され、価値あるコーナーとなっていました。

 

最近放映された「WOO」は、ウルトラマンの放送前に考えられて当時は実現することなく終わった幻の企画で、まさにウルトラマンの原点とも言えるものです。この企画無しにはウルトラマンは誕生しなかったとも言える貴重な資料が展示されていました。

 

ウルトラマンの強敵であった古代怪獣「ゴモラ」をカメラを通して見ることができるコーナーや40年前に宇宙忍者バルタン星人の飛行シーンを撮影した時に使用された人形などが展示されています。

 

ウルトラマンの歴代怪獣をポスターで紹介しているコーナーでは、懐かしい怪獣の特性が詳しく説明されているので、ウルトラマンファンには貴重なポスターと言えるのではないでしょうか。

 

ウルトラマンタロウの怪獣企画書や台本・フギュアなどの展示のほか、ウルトラマンの原案スケッチなど今まで見たことのない貴重なものが展示されていました。

 

エリ巻き恐竜ジラース・宇宙工作員ケルス・怪鳥シーラキート・ウルトラマンティガ・メトロン星人・タラバンなど実物の怪獣やウルトラヒーローがたくさん展示されていることにも圧倒されます。特にゴジラにエリ巻きをつけるとジラースに変身することも面白いエピソードです。メトロン星人とウルトラマンマックスの対話もユニークでした。

 

懐かしい怪獣カードの展示もあり、子供の頃に集めた怪獣カードは何時の頃に無くなったのか思い出してみましたが、まったく記憶にありません。

 

思い出の怪獣や宇宙人へのメッセージがボードに、びっしり貼り付けられていました。多くの方のウルトラマンへの思い入れが感じられるコーナーです。

 

祖師ヶ谷大蔵駅前に円谷プロの協力でウルトラマンのシンボル像が建ち、ゾフィー・ウルトラマンジャック・ウルトラマンが商店街(ウルトラマン商店街)入口に飛んでいる「ウルトラマンの街」を紹介したコーナーもありました。

 

ウルトラマンの街の懐かしい映像や人物・初期のウルトラマン映像などが、さりげなく映し出されたテレビには、思わず足を止めてしまう人も多いようでした。

 

ペーパークラフトで忠実に再現された怪獣たちを自分たちで作る企画もあったので、今頃は自分の作った怪獣を部屋に飾っているお子様も居るのではないでしょうか。

 

今回世田谷文学館に「DASH(ダッシュ)司令室)が再現されました。司令室をバックにDASHの隊員気分が味わえるコーナーとなっていました。

 

世田谷文学館危うし!最強宇宙人ゼットンとジャミラが世田谷文学館を襲撃しました。ウルトラマンは、文学館を守ることができるでしょうか。

 

最新作、ウルトラマンマックス・ウルトラマンメビウスのポスターもあり、ウルトラマン一色の世田谷文学館の「不滅のヒーロー・ウルトラマン展」でした。また、何時の日かウルトラマン展を実施してくれることを願っています。

 

 

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